レクチャーノート「大原のこだわり」 大原正樹
「技を活かす知恵」
大原正樹氏のレクチャーノート第2弾です。
カードマジック主体の内容となっています。
氏の演じるマジックは、指先のスライトだけに頼らず、そのスライトがいかに手順の中に自然に溶け込むかに細かくこだわって構成されています。
そのため、一見難しそうに見える技法でもストレスなく演じることが出来ます。
さらに、どの作品もセリフの意味や盛り上げ方、エフェクトの強弱のバランスなど、演技面についても練られており、観客の反応が良いものばかりです。
―前書きより抜粋―
私が手順や技法を組み立てる際にこだわっていることに、「技法が技法に見えない状況の探求」があります。私は技法とは、いつでも使えるモジュールのようなものではなく、手順と一体となりその継ぎ目が分からないようなものであるべきだと考えています。
特定の状況に見事に溶け込んだ新しい技法を思いついたとき、また既存の技法でもそのような使い方を発見したとき、私は大きな喜びを感じます。
氏が長年に渡り蓄積し、厳選してきた「こだわり」をたっぷりとご堪能ください。
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